7月14日、ゲーム制作会社『qureate』がニンテンドースイッチ向けソフト『マッサージフリークス』の情報を発表。作中に性的なシーンが含まれていたことから、ネット上で大炎上している。しかしそれは単なる言いがかりではなく、背景にはもっと根深い問題が存在したようだ。
◇過激すぎるマッサージゲーム
8月4日に発売される予定だった「マッサージフリークス」は、リズムゲームの要素を取り入れた新感覚のマッサージゲーム。女性客をマッサージして好感度をアップさせていくと恋愛関係に発展し、さまざまなイベントなどが発生するという。
公開されたスクリーンショットを見てみると、かなり攻めた内容であることが分かる。たとえば、マッサージが進むと徐々に女性キャラクターの服がはだけていき、下着があらわに。さらに、一定以上のスコアでキャラクターが全裸になるモードも用意されているようだ。
これに対して、ニンテンドースイッチのユーザー層に対して“有害”だという指摘が続出。それだけでなく、下心を前提としたマッサージに拒否感を示し、現実にマッサージ店などで性犯罪の被害が出ていることを引き合いに出す人も少なくない。また、『日向坂46』メンバーの名前に酷似していたこともあり、さまざまな界隈で物議を呼ぶことに。
ネット上では、《性犯罪を娯楽にするのは、ゾーニングしたとしても許されることではありません》《例のSwitchのゲーム、性加害ゲーよね》《客に性的なマッサージをするゲームを非R18で売るなよ》《女性の身体をモノ化し消費する、下劣極まりないゲーム。最低限の人権意識を持て》《女性は性犯罪されてもこの絵の中のような反応をする存在ですか? 女性はこのようなゲームが楽しいコンテンツとして提供されている世の中で生きていかねばなりませんか?》といった批判の声が殺到していた。
その後、「qureate」は「日向坂」の件に関して謝罪文を投稿し、キャラクター名の変更を決定。さらに7月22日には、関係各所との協議の結果、発売延期という判断に至ったことを発表した。
◇セクシー系ゲームが続々発売
近年のニンテンドースイッチではセクシー系ゲームが次々にリリースされており、まるでチキンレースのような状態が続いていた。今回、たまたま「マッサージフリークス」が炎上したが、この件がなかったとしても世間に見つかるのは時間の問題だったと言えるだろう。
中でも「qureate」は、『NinNinDays』や『くっころでいず』など、過激路線のゲームを何本もリリースしていることで有名。作中では萌えキャラクターの露出シーンや、お色気イベントが盛りだくさんで描かれている。今年1月には同社の「デュエルプリンセス」が諸事情によって、ニンテンドースイッチの配信を停止されるという出来事も起きていた。
さらに同社の作品は、ニンテンドースイッチだけでなく、PC版の『Steam』でもリリースされるのが基本。そしてほとんどの作品にて、「Steam」用に「R18版」のパッチを配布するという形をとっていた。いわばニンテンドースイッチ盤は、PC用アダルトゲームの全年齢版ということになる。
一応、「マッサージフリークス」は17歳以上のプレイを推奨する「CERO:D」の区分であり、ニンテンドースイッチのみまもり設定などを使えばゾーニングできなくはない。とはいえ、これだけ攻めた方針をとっていた以上、今後も厳しい目を向けられることが多くなりそうだ。
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少しパソチラしただけで過激になるんか
ゾーニング的には問題なかったと思う
音声の再収録とかありそうだし
今作に限らずこの手のゲームは過去にいくらでも出ている
出るという事は需要があるから出るんだから、それ自体に文句は言えまい
他のギャルゲーやらアクションやテーブルゲー、RPGに至るまで最近ではこの手の要素は盛られているんだから
目立ったものだけ叩くのはアンフェアというべき
この記事へのコメント
まいじつの時点で
珍しくまいじつが正しい事言ってんじゃん