『原神』で知られるHoYoverseの新作として話題を呼ぶ、スペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』。宇宙を舞台とした壮大な世界観がウリとなっているが、序盤からさまざまな用語が乱舞することから、「難解すぎる」との声も上がっている。
JRPGの悪いところを受け継いだ?
同作の物語は、まず「反物質レギオン」の侵入によって混乱する宇宙ステーションから始まる。
そこに現れた「星核ハンター」のカフカと銀狼は、「天才クラブ」のメンバーであるヘルタが隠した「星核」(万界の癌)を探しているようで、やがてそのありかを突き止めるのだった。
星核を埋め込まれた主人公=プレイヤーが誕生すると、カフカたちは意味深な言葉を残し、去っていく。そして、宇宙ステーションにやってきた「星穹列車」(開拓の旅人)のメンバーと邂逅することになる…。
なお、「反物質レギオン」とは「壊滅」のナヌークの手下であり、最も危険なのは絶滅大君(壊滅の使令)だという。
これはゲームのチュートリアルにあたる部分の要約だが、ファンタジー作品としても稀に見るほどの用語の複雑さだろう。
実際に面喰ってしまったプレイヤーも多いようで、中には“ファルシのルシ”こと『ファイナルファンタジーXIII』を思い出す人も。
SNS上では、《スターレイル面白いけど、ストーリーがパルスのファルシのルシがコクーンでパージって感じで何にもわからん》《チュートリアルがもうパルスのファルシのルシがコクーンでパージしてて世界観説明下手くそかと思った》《あぁ、FFについてこれない人ってこんな気持ちだったのかな…となった》とネタにされている。
「原神」との大きな違い
なお、HoYoverseがこれまで手掛けてきた「崩壊」シリーズや「原神」も、壮大な世界観を描くものだった。難解な用語のオンパレードとなることも多く、「ホヨバ語」とも揶揄されている。
ただ、「原神」についていえば、冒険のナビゲーター役としてパイモンというキャラクターが登場する点が「崩壊:スターレイル」との大きな違いだ。プレイヤー目線で展開を説明してくれるため、物語への没入感を損なわずに済んでいた。
それに対してパイモン不在の「崩壊:スターレイル」は、「FF13」並みにユーザーを選ぶゲームと言えるだろう。
そもそも「崩壊:スターレイル」の開発スタッフには、JRPGのファンが多いことで知られる。プロデューサーのDavid Jiang氏は、アトラスの『ペルソナ』シリーズや日本ファルコムの『英雄伝説 軌跡』シリーズに影響を受けたことを公言していた。
もしかするとライトユーザーがとっつきにくい用語がゲーム内で乱舞するのも、元凶はJRPGにあるのだろうか…。
まいじつまいじつとは、芸能界のちょっとした裏情報、著名人の隠れた素顔、ネットで話題の泣ける話・笑える話などを「ちょっといい話」「実は○○な話」として紹介するWEBメディアです。
この記事へのコメント
ゲームの出来が悪いところも日本が悪いで済むんだから楽な商売だな